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【体験談】終電を寝過ごしたら不思議な場所についた話・・・←案外多くの人が一度は体験したことはあるというこの現象をあなたは知ってますか?【1章】

【体験談】終電を寝過ごしたら不思議な場所についた話・・・←案外多くの人が一度は体験したことはあるというこの現象をあなたは知ってますか?

ぼんやりとした頭で外を見ると静かに電車が止まっていた。

振り返って駅名を見ると『風の分岐点』。

こんな地名あったか、と思ってドアの上にくっついている路線図を見ると、なるほど確かにある。

『猫尾っぽ』『狐尾っぽ』『クリーム木星町』……『風の分岐点』。

渋谷がねぇ。

で、さらにここは終点だった。

「マジかよッ」

携帯を開くと案の定圏外だ。

どっ、と絶望と疲れとがのしかかってきて、椅子に身体を預ける。

ふと上を向けば釣り下がっている広告が扇風機の風に揺れていた。

『ダズニャックのまたたび酒、今年は十年に一年の当たり年!』

『取り換え式小指(箪笥の角用)』

『前の彼とは、違う笑顔。(新にこやか薬)』

並行世界、というのだろうか、こういうのは。

ため息をひとつついて立ち上がる。

とりあえず降りてみない事には何も分からない。

よく見ると電車内に残っている客は俺一人だけではなかった。

向かい合っている座席の、反対側の端に座っていた男が今荷物をまとめて、外に出ようとしている所だ。

ぴょこぴょことせわしなく動く、三毛の耳が生えている。

3: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 19:29:37.47 ID:hlPstcEq0

「あ、あのっ!」

「んー?」

中々精悍な顔つきの割に、その返事はのったりとしたものだった。

降りる彼に思わず声をかけた。

無人駅に二人きりでいる。

「どしたで?ニィはどっかで会った事あるかいニャ?」

少しイントネーションや語尾は違うが、とりあえず言葉が通じることに安心した。

4: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 19:37:20.16 ID:phdailevO
なんか淡いファンタジー感がしていい

期待

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