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【耳をすませば、10年後の物語】→久々に再会した雫と聖司。そんな聖司にはお見合いで出会う女性がいた!?雫はこんな過程で「猫の恩返し」を書いていた

【耳をすませば、10年後の物語】→久々に再会した雫と聖司。そんな聖司にはお見合いで出会う女性がいた!?雫はこんな過程で「猫の恩返し」を書いていた

2017.02.28 PM16:59 衝撃

1: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:13:56.13 ID:CO85kKIh0
「雫ー早く起きなさい」

母の大きな声で私は目覚めた。

「休みの日くらいゆっくり寝かせてよぉ」

「早く部屋のゴミ出さないと持ってって貰えないわよ」

そうだった。飛び起きて部屋の隅に山積みにされたガラクタをゴミ置き場に運び出す。

6: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:17:11.15 ID:CO85kKIh0
「父さんも手伝おうか」

「お願い」

父は優しかった。私が私大の文学部に通いたいと言ったときも黙って後押ししてくれた。

「やっぱり重いなぁ」

階段を降りながら父がつぶやいた。

「無理しなくていいよ」

「いや大丈夫。雫こそあっちで無理して体壊さないようにな」

「私は大丈夫。心配要らないよ。」

私は嘘をついた。正直不安で仕方なかった。

7: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:18:07.30 ID:CO85kKIh0
私はこの春から勤めていた出版会社の支社に転勤する。

周りの人は栄転だと励ましてくれたけれど、実質左遷であることは火を見るより明らかだった。

小説がかけなくてもいいと、必死で就活をして何とか内定をもらったはいいものの、

就職先で、私の書いた記事は総じて編集長の顔を曇らせるものばかりだったからだ。

私は挫折していた。

10: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:22:20.74 ID:CO85kKIh0
集積所にはたくさんのゴミが山積みになっていた。どうやらまだ収集車は来ていないようだ。

全てのゴミを出し終わり、部屋に戻ると、母が緑茶を淹れてくれた。

「これで全部出せたのね。」

「ううん。これから本を買い取って貰ってくる。」

「あんたが本を手離すなんてねぇ。売ってから後悔しないでよ。」

「しないよ。ライトノベルなんて大人になって持っていても仕方ないし。」

私はお茶を一気に飲み干し、自分の部屋に戻った。

12: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:24:05.93 ID:hbauzRAqO
もっともっと

13: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:24:14.09 ID:CO85kKIh0
物が無くなった自室はがらんとしていた。

ごちゃごちゃしていた机周りも今はすっきりしている。

ふと棚の上に目をやると、古い段ボール箱が置かれているのが目に付いた。

(ゴミに出し忘れてしまったのか…)

ほこりを適当に払って箱を開けた。

14: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/27(水) 07:25:48.35 ID:CO85kKIh0
箱の中には、昔に書いた小説が入っていた。

(まだ捨ててなかったんだ…)

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